「手の洗い残しはどうしてダメなの?」と疑問に思うことはありませんか?手の洗い方が適切でないと、接触感染のリスクが高まります。
本記事では、洗い残しがよく発生する部位や、正しい手の洗い方などについてまとめました。感染リスクを抑えるためにも、ぜひ参考にしてください。
手洗いによる衛生対策の強化をお考えですか?感染リスクを抑えるためには、正しい手洗いはもちろん、手洗い後に迅速に手を乾かし菌の繁殖を抑えることが重要です。
ハンドドライヤーなら、非接触で手を乾かせるうえ、長期的なランニングコストを抑えて運用できます。
当サイトでは、ハンドドライヤー選びで知っておくべき導入知識を配布しています。資料は無料ですので、興味があれば以下のボタンからお気軽にダウンロードください。
「接触感染」の防止には手洗いで洗い残しを残さないことが重要
「接触感染」を防止するためには、手洗いで洗い残しを残さないことが重要です。洗い残しが少しでもあると、手に残った菌やウイルスなどによって感染リスクが高まります。
例えば、食中毒はノロウイルスやO157などの菌の場合、体内に少量接収しただけでも感染するおそれがあります。新型コロナウイルスについても、接触感染は感染経路の1つとして注意が必要です。
上記のイラストのように、人は無意識に自分の目や鼻、口を触ってしまうため、 洗い残しがあると感染リスクが高くなります。
感染リスクを抑えるには、手の洗い残しをなくすことが大切です。なお、感染予防策として手洗いの効果を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
手洗いで洗い残しがよく発生する5つの部位
洗い残しの多い部分として、以下の5つの部位が挙げられます。
- 手のひらのしわ
- 親指の付け根、ふくらみ
- 手首
- 指先
- 爪と皮膚の間、甘皮の部分
しわや手首など、細部に洗い残しが発生しやすいです。できるだけを減らすために、洗い落とすのを忘れやすい部分を把握しましょう。
洗い残しを最小限にできる正しい手の洗い方6ステップ
厚生労働省が推奨する手洗いの手順は、上記のとおりです。手首や指先、指の間など、洗い残しの多い部位を網羅し、手に付着している汚れを徹底的に落とせます。
手洗いは毎日おこなうため、当たり前のようにできると考えるかもしれません。ですが、感染症対策として考えた場合、正しい手洗いを知っておくことは重要です。
なお、正しい手の洗い方の詳細ついては、以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
なお、手の洗い方についてより詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
手洗いで洗い残しを防ぐ3つのコツ
手洗いで洗い残しを防ぐコツとして、以下の3つがあります。
- 帰宅後だけでなく、複数のタイミングで手洗いをする
- 爪を切る・指輪を外すなどで、手洗いをしやすくする
- 手洗いチェッカーやチェックシートなどを活用する
1つずつ紹介します。
コツ1.帰宅後だけでなく、複数のタイミングで手洗いをする
帰宅後以外でも、以下の表のようなタイミングで手を洗うことをおすすめします。
タイミング | 理由 | |
---|---|---|
1 | トイレの後 | ・トイレ内に菌が付着しているため。 ・排泄物に触れている可能性があるため。 |
2 | 調理前や調理後、食事前 | ・調理前、食事前:日常生活でいろいろなものに触れていることで、手に菌が付いている可能性があるため。 ・食事後:菌が付着している食材に触れるおそれがあるため。 |
3 | ドアノブや手すりなど菌の付着しやすい場所を触った後 | 菌のつきやすい場所を触った手によって、周囲のものにも菌が付着する可能性があるため。 |
4 | せきやくしゃみを手で抑えた後 | せきやくしゃみによって出た菌やウイルスが手につくため。 |
5 | 介護した後 | 被介護者の嘔吐物や排泄物などに触れることで、接触感染のリスクが高まるため。 |
あらゆる動作で使われる手は、常に何かしらの菌が付着しているものです。感染リスクを抑えるために、複数のタイミングでこまめに手洗いすることを心がけましょう。
他にもさまざまなシーンで手洗いが必要です。以下の記事では、より細かく手洗いのタイミングについて記載されているため、感染リスクを抑えるために参考にしてみてください。
コツ2.爪を切る・指輪を外すなどで、手洗いをしやすくする
洗い残しを減らすには、手を細部まで洗えるような状態を作ることが大切です。爪が長かったり、腕時計や指輪をしていたりすると、手に付着している汚れを落としにくくなります。
菌の増殖を防ぐためにも、爪の長さに注意して、長くなりすぎないようにしましょう。
コツ3.手洗いチェッカーやチェックシートなどを活用する
洗い残しをなくすために、手洗いチェッカーや手洗いチェックシートを活用することも1つの手段です。手洗いチェッカーとは、ブラックライトを用いて、正しく手を洗えているかをチェックできる製品のことです。
ブラックライトに当てると光るローションを使って手洗いをし、洗い残しの有無を確認できます。もし洗い残しがあったら、チェックシートに洗い残しがあった箇所を記入します。
手洗いチェッカーは、洗い残しを減らすきっかけ作りに有効です。手洗いチェッカーを無料で貸し出している自治体もあるので、ぜひ利用してみましょう。
手洗い後の衛生対策を強化するならハンドドライヤーの導入が効果的
手洗い後の衛生対策を強化するのであれば、ハンドドライヤーの導入が効果的です。いくら正しく手洗いをしても、手を濡れたままでいると、菌が増殖する恐れがあります。
感染リスクが高まるため、手洗い後は迅速に手を乾燥させることが大切です。ハンドドライヤーであれば、風で水滴を吹き飛ばし、すぐに手を乾かせます。
もちろん、ペーパータオルも衛生的に手を乾かせます。ペーパータオルのランニングコストは、ハンドドライヤーよりも膨らみやすいため、経費に影響がでることが懸念点です。
長期的に衛生対策を徹底するのであれば、ハンドドライヤーの検討がおすすめです。
なお、ハンドドライヤーとペーパータオル比較ポイントについては、以下の記事で紹介していますので、合わせてご一読ください。
感染症対策にハンドドライヤーを導入する5つのチェックポイント
ハンドドライヤーはメーカーや製品によってそれぞれ機能が異なるため、目的にあった製品選びをすることが重要です。ここでは、感染症対策向けのハンドドライヤーの選び方を以下の5つ紹介します。
- 誰でも手軽に掃除できる構造になっているか?
- ボディ内外に菌が繁殖しにくい素材が使われているか?
- ボディが次亜塩素酸ナトリウムに耐えられる素材か?
- 迅速に手を乾かせる風量があるか?
- 本体から空気や水滴が飛沫しにくい構造か?
では、それぞれ解説します。
ポイント1.誰でも手軽に掃除できる構造になっているか?
ハンドドライヤーは、シンプルな構造になっているのを選びましょう。ハンドドライヤーを清潔に使うためには、 こまめな清掃が欠かせません。
部品が取り付けにくいと、清掃に手間がかかります。清掃スタッフに面倒な作業と判断されてしまえば、ハンドドライヤーの清掃回数が低くなるかもしれません。
現場の清掃スタッフに負担がかからないよう、簡単にメンテナンスや清掃ができるハンドドライヤーを導入しましょう。
なお、ハンドドライヤーの掃除の手順については以下で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ポイント2.ボディ内外に菌が繁殖しにくい素材が使われているか?
菌が増殖しにくい素材が使われているかも確認しましょう。ハンドドライヤーは多くの人が利用するため、さまざまな菌がボディに付着します。
付着した菌が増殖することで、設置空間に菌が飛散し、利用者の健康を害する可能性はゼロではありません。細菌の増殖を抑える手段として、抗菌加工技術や、抗菌作用のある銅が用いられているハンドドライヤーを選びましょう。
ポイント3.ボディが次亜塩素酸ナトリウムに耐えられる素材か?
ボディを次亜塩素酸ナトリウムで清掃できるという点もハンドドライヤー選びで重要です。
次亜塩素酸ナトリウムは、厚生労働省よりコロナウイルスの感染対策やノロウイルスを失活化する方法の1つとして推奨されています。
次亜塩素酸ナトリウム液でボディを拭けば、衛生的にハンドドライヤーを利用できます。しかし、ボディの素材に耐性がないと、製品の劣化につながりかねません。
ハンドドライヤーを長期間運用するためにも、事前に耐薬品性のある製品であるかをチェックしましょう。
ポイント4.迅速に手を乾かせる風量があるか?
風量のチェックも大切です。ハンドドライヤーは製品によって風量が異なります。もし衛生管理を強化したいのであれば、水滴をすぐに吹き飛ばせることが望ましいです。
風量が多いほど、迅速に手を乾燥できるため、菌の繁殖を抑制できます。自社の衛生基準を満たしたハンドドライヤーを選ぶために、デモ機で風量を確かめておきましょう。
ポイント5.本体から空気や水滴が飛沫しにくい構造か?
空気や水滴が飛散しにくい構造かどうかも確認しましょう。ハンドドライヤーで吹き飛ばした水滴が周辺に付着することで、菌に感染しやすくなるためです。
水滴を飛散しにくいハンドドライヤーとして、吸引式の製品が販売されています。本体から風が漏れにくい構造になっているので、衛生的に利用できます。
空気中に漂う病原体を含んだ「エアロゾル」の拡散を抑えるのにも有効です。
なおエアロゾルは、以下のとおり新型コロナウイルスの感染経路の1つとされています。
SARS-CoV-2は、感染者の鼻や口から放出される感染性ウイルスを含む粒子に、感受性者が曝露されることで感染する。
その経路は主に3つあり、①空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと(エアロゾル感染)
引用:国立感染症研究所
エアロゾル感染を防止する対策の1つとして、空気や水滴が飛散しにくいハンドドライヤーを選びましょう。
衛生的な手洗いをするには吸引式ハンドドライヤーがおすすめ
手を洗った後に迅速に手を乾燥させたい方は、吸引式ハンドドライヤーの「CIRCULA(サーキュラ)」がおすすめです。
吸引して手を乾燥させられるため、以下の比較実験のとおり、従来式より99.7%水滴や風の飛散を抑えられます。
他にも以下のような機能やメリットがあり、安心してハンドドライヤーを利用できる工夫がされています。
- 空気清浄にも使用されている「HEPAフィルター」を搭載
- 菌が繁殖しにくい抗菌加工を用いたボディを採用
- ドレンタンクの銅イオン効果による菌の増殖の抑制
ペーパータオルよりもランニングコストを抑えられ、経費削減にも有効です。もしCIRCULAに興味がおありでしたら、まずはお気軽に以下のボタンから資料をご覧ください。
正しい手洗いで洗い残しを抑えて感染リスクを減らそう
洗い残しを減らすには、正しい手の洗い方を知ることが大切です。指先や指の間、手首などを洗い残しやすい部分を意識して洗い、習慣化することで接触感染のリスクを抑えられます。
また、菌の繁殖防止のためには、手洗い後のすぐに手を乾燥させることが重要です。風量の多いハンドドライヤーを利用して、衛生管理を強化させましょう。
当サイトでは、ハンドドライヤー選びで知っておくべき導入知識を配布しています。資料は無料ですので、興味があれば以下のボタンからお気軽にダウンロードください。
コメント