「ハンドドライヤーの正しい使い方ってあるの?」と疑問に思うことはありませんか?ハンドドライヤーを正しく使用できれば、感染リスクの抑制に効果的です。
本記事では、清潔を保つコツや感染予防のポイントなどを紹介します。より効果的な衛生対策のためにも、ぜひご一読ください。
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【タイプ別】ハンドドライヤーの正しい使い方
ここで、ハンドドライヤーの3つの種類ごとに、主要メーカーが推奨している使い方を紹介します。
- 標準タイプ
- 吸引式タイプ
- ミニタイプ
では、それぞれ見ていきましょう。
使い方1.標準タイプ
- ハンドドライヤーの横から手を入れる
- 上へゆっくりと引き出す
- 完全に乾くまで(1)〜(2)を繰り返す
標準タイプの使い方は、上記の3ステップです。ポイントは、ハンドドライヤーの横から手を入れることです。
上から手を入れると、吹き付ける風にあおられ水滴が逆戻りしてしまいます。効率よく乾かすためにも、横から手を入れましょう。
使い方2.吸引式タイプ
- 両手を上部から奥に入れる
- ゆっくりと手を引き抜き、風で水滴を吹き飛ばす
- (1)〜(2)を2~3回繰り返す
上記の3ステップが、メーカーが推奨する吸引式ハンドドライヤーの使い方です。横から手を入れる標準タイプと異なり、上から奥に手を差し込みます。
水滴や風が吸引されるので、上から差し込んでも水滴や風が飛び散りません。空気中に漂う菌やウイルスをまき散らさないので、感染リスク抑制にも有効です。
使い方3.ミニタイプ
- 挿入部に手を入れる
- 手の甲や手のひらの水滴を吹き飛ばす
- 風を当てながら手もみをする
ミニタイプの使い方は上記のとおりです。手挿入部に手を入れると、上方から風が出てくるので、手の両面に付着した水滴を吹き飛ばします。
標準タイプや吸引式は、手を挟み込むように2方向から風を吹き付けるのに対し、コンパクトタイプは上からのみです。手もみをすることで手にまんべんなく風を吹き付けられるので、より素早く乾かせます。
ハンドドライヤーは正しい使い方を守れば感染リスクを抑制できる
ハンドドライヤーは、正しく使うことで感染リスクを抑えられます。手を迅速に乾かせれば、菌が繁殖する3つの条件(温度・水分・汚れ)を揃えないからです。
通常、菌やウイルスは目に見えません。
注意しているつもりでも、物を介したり、空気中に浮遊する微粒子を吸い込んだりして、菌を体内に取り込む恐れがあります。
感染リスクを少しでも抑えるには、毎日あらゆるものに触れる手を清潔に保つことが重要です。自分でできる感染症対策の1つとして、ハンドドライヤーを活用しましょう。
ハンドドライヤーでより清潔さを保つ使い方のコツ2選
ここで、ハンドドライヤーの使用でより清潔さを保つために知っておくべき、2つのコツを解説します。
- まずは正しい手洗いで菌・ウイルスを洗い流す
- 手が乾ききるまで風を当てる
では、それぞれ見ていきましょう。
コツ1.まずは正しい手洗いで菌・ウイルスを洗い流す
まずは、正しい手洗いで、菌・ウイルスを洗い流しましょう。上記のように、流水で15秒手洗いするだけで残存ウイルスを約1%まで減らせます。
なお、厚生労働省が推奨する正しい手洗いは、下記のとおりです。
手洗いは特別に難しい方法ではないので、だれでも今すぐに取り組めます。正しい手洗いについては下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
コツ2.手が乾ききるまで風を当てる
手洗いの後、手が乾ききるまで風を当てることも重要です。手が乾かず濡れたままでいると、菌が増殖する条件が揃い、感染のリスクが高まります。
手が乾くまでに要する時間は、ハンドドライヤーのタイプによって異なり、標準タイプ・吸引式タイプでは以下が目安です。
▼乾燥時間の目安(手の表裏両面から風を吹き付ける標準タイプ・吸引式タイプ)
メーカー | タイプ | 乾燥時間 | 消費電力 |
---|---|---|---|
株式会社Air Labo(エアラボ) | 吸引式 | 約12秒前後 | 800W |
三菱電機株式会社 | 標準 | 強風:約5~9秒 弱風:約15~24秒 | 1,460~600W |
パナソニック株式会社 | 標準 | 約2~3秒 | 1,230~540W |
ダイソン株式会社 | 標準 | 約12秒前後 | 1,150W |
ハンドドライヤーの風量設定や手の水分量の違いを考慮すると、手を乾かすには10~30秒ほどの時間が必要です。完全に乾燥させるには、ある程度の時間を要すると知っておきましょう。
なお、手が乾かないときの対処法については下記の記事で紹介していますので、ぜひご一読ください。
感染リスクの抑制に効果的なハンドドライヤー選びの6つのポイント
ここで、感染リスクの抑制に効果的なハンドドライヤー選びの6つのポイントを紹介します。
- 短時間で手を乾燥できる風量があるか?
- 想定利用者が使用しやすい構造か?
- 誰でも簡単に清掃できるシンプルな構造か?
- 本体の素材が次亜塩素酸ナトリウムに耐えられるか?
- 本体に抗菌加工が施されているか?
- 風や水滴が本体から飛び散りにくい吸引式になっているか?
では、それぞれ見ていきましょう。
ポイント1.短時間で手を乾燥できる風量があるか?
ハンドドライヤーを選ぶときは、短時間で手を乾燥できるだけの風量を確保できるか確認しましょう。菌の増殖を抑えたり、ウイスルスの生存性を低下させたりするためです。
例えば、乾燥した状態でのウイルスの生存性は以下のとおりです。
汚染環境に比べて清浄環境では、ウイルスの生存性が低下します。一方で、すべての利用者が、メーカーの推奨する時間を把握しているとは限りません。
本体から吹き付ける風量が多ければ、だれでも短時間で手を乾かせます。なお、手の洗い残しによるリスクについては下記の記事で紹介していますので、ぜひご一読ください。
ポイント2.想定利用者が使用しやすい構造か?
想定している利用者が利用しやすい構造になっているかも、チェックしておきたいポイントです。不自然な体勢では、いくら風量があっても利用者が快適に使えません。
車いすや子どもの利用が想定できる施設に設置するなら、使用しやすい構造や適切な高さに設置できるものを選びます。
利用者が使いにくいと、あきらめて濡れた手のまま去っていくケースがあります。不満が残るだけでなく、菌の増殖もおこるため、まずは想定利用者を明確にしましょう。
なお、ハンドドライヤーの適切な高さについては、下記の記事で紹介していますので、ぜひご一読ください。
ポイント3.誰でも簡単に清掃できるシンプルな構造か?
感染リスクを抑えるためには、ハンドドライヤーが清掃しやすい構造であることも重要です。より清潔を保つには、ハンドドライヤー本体で菌を繁殖させないため、こまめなメンテナンスが必要になります。
一般的にハンドドライヤーを清掃するのは、現場のスタッフです。通常業務の合間に清掃をおこなうため、手間がかかる構造では仕事に支障をきたします。
清掃スタッフのメンテナンスに対する心理的なハードルを下げるためにも、ハンドドライヤーが清掃しやすい構造は重要です。
なお、ハンドドライヤーの詳しい清掃方法については下記の記事で解説していますので、合わせて参考にしてください。
ポイント4.本体の素材が次亜塩素酸ナトリウムに耐えられるか?
ハンドドライヤーの本体が次亜塩素酸ナトリウムに耐えられる素材であることも、チェックしておきたいポイントです。
次亜塩素酸ナトリウムは、コロナウイルスの感染対策やノロウイルスを失活化する方法の1つとして推奨されている消毒液です。
2.塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
テーブル、ドアノブなどには、市販の塩素系漂白剤の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。「次亜塩素酸」の酸化作用などにより、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。
引用:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について┃厚生労働省
ハンドドライヤーの清掃時に次亜塩素酸ナトリウムを使用できれば、より菌の繁殖を抑えられます。
注意が必要なのは、ハンドドライヤーの本体全面に消毒液を使用できるとは限らないことです。ハンドドライヤーのどの部分が次亜塩素酸ナトリウムに耐えられるのか、適用範囲を確認しておくと安心です。
ポイント5.本体に抗菌加工が施されているか?
本体の素材に、抗菌加工が採用されているかどうかも重要なポイントです。ハンドドライヤーの表面に抗菌加工がされていれば、より細菌の増殖を抑えられます。
抗菌加工とは、表面に付着した細菌の増殖を抑えられる技術のことです。
本体表面における菌の増殖を最小限にできれば、うっかり本体に触れてしまっても、手に付着する菌の数を最小限にできます。
また、ハンドドライヤーによっては内部にも抗菌対策を施している製品があります。
- 銅イオンの抗菌作用を活用した、菌の繁殖の抑制
- 殺菌・除菌効果が期待できる紫外線ランプ
内部の抗菌対策は、水受けタンクやフィルターを清掃するメンテナンススタッフの感染対策としても有効です。利用からメンテナンスまで、だれでも安全に使用できる製品を選びましょう。
ポイント6.風や水滴が本体から飛び散りにくい吸引式になっているか?
エアロゾル感染を抑制するために、吸引式のハンドドライヤーを選ぶこともポイントです。従来式のハンドドライヤーが設置空間に風を逃すのに対し、吸引式は本体から水や風を漏れにくい構造です。
ハンドドライヤー本体から風が漏れる量を減らせれば、空気中に漂う微粒子(エアロゾル)による「エアロゾル感染」を防げます。
風が本体内を循環する吸引式ハンドドライヤーは、設置空間の空気を撹拌(かくはん)しにくいこともメリットです。エアロゾル感染リスクをより抑制するためにも、吸引式のハンドドライヤーを選びましょう。
感染リスクの抑制に有効な使い方ができるハンドドライヤーならCIRCULA
感染リスクの抑制に有効な使い方ができるハンドドライヤーなら、吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA(サーキュラ)」がおすすめです。
以下の比較動画のとおり、CIRCULAは従来型より風や水滴の飛沫を99.7%抑制します。
本体から風や菌・ウイルスを飛ばさないため、エアロゾル感染の対策が可能です。
またボディは次亜塩素酸に耐えられる素材を採用するだけでなく、内部に空気清浄機にも採用される「HEPAフィルター」を搭載しています。
さらにフィルターやボディ内部には、銅イオンによる抗菌作用を用いているため、ボディの内外で菌の繁殖を抑えられることも特徴です。
衛生対策を強化したハンドドライヤーなら、利用者やメンテナンススタッフが安心できます。
感染リスクを最小限にし、衛生的な環境づくりをしたいとお考えの担当者様は、まずは以下のボタンからお気軽に資料をご覧ください。
ハンドドライヤーの正しい使い方を知って衛生対策をしよう
ハンドドライヤーの使い方はタイプによって異なります。メーカーが推奨する乾燥時間を守れば、より迅速に手を乾かせるため感染リスクを抑制できます。
また、手洗いで菌やウイルス洗い流しておくこともポイントです。ハンドドライヤーを正しく活用して、衛生対策をおこないましょう。
なお、利用者やメンテナンススタッフの健康を守るためにも、感染症対策を強化できるハンドドライヤー選びが重要です。
当サイトでは、ハンドドライヤー選びで失敗を防ぐ導入知識を配布しています。資料は無料なので、興味があれば以下のボタンからお気軽にダウンロードしてください。
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