ハンドドライヤーは、各メーカーからたくさんの種類が販売されています。そのため、どれを選んだらいいのかわからず悩むことがあるかもしれません。
本記事では、ハンドドライヤーの種類や選び方のポイントをまとめました。自社にぴったり合うハンドドライヤーを選ぶためにも、ぜひご一読ください。
たくさんの種類から自社にぴったり合うハンドドライヤーを選ぶには、導入の目的を明確にして製品を選ぶことが重要です。
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ハンドドライヤーの6つの種類
ハンドドライヤーの種類には、主に以下の6つがあります。
No. | 種類 | 特徴 |
1 | 壁掛け式両面乾燥タイプ | 商業施設から病院・工場まで、幅広い施設で活用される |
2 | 壁掛け式小型タイプ | 小~中規模の店舗などスペースの限られた場所で導入されている |
3 | 壁面埋込式タイプ | 小型タイプと同じ方式で壁に埋め込まれている |
4 | シンク一体型タイプ | 手洗い場のシンクの中に埋め込まれている |
5 | 吸引式タイプ | 本体から風や空気が漏れない構造になっている |
6 | 殺菌機能付きタイプ | 殺菌ランプで除菌効果が期待できる |
では、1つずつ解説します。
種類1.壁掛け式両面乾燥タイプ
- 本体の上や横から手を入れ、両面から風を吹き付ける
- 自然な姿勢で手を入れられる
- 短時間で手を乾かすことができる
最もスタンダードなタイプが、壁掛け式両面乾燥タイプです。ハンドドライヤーの上部から手を挿入して乾かすため、大人が自然な姿勢で使用できます。
また風量が多く、短時間で手を乾かすことができることも特徴です。商業施設から病院・工場のような利用者数が多い場所で幅広く設置されています。
種類2.壁掛け式小型タイプ
- 壁面に設置された本体の下に手をかざし、風を吹き付ける
- コンパクトサイズなので、スペースが限られていても設置が可能
- 手が乾くまでに要する時間が長め
壁掛け式小型タイプは、本体の下に手をかざして乾燥させる仕組みのハンドドライヤーです。サイズが小さいので、1人用のお手洗いのような狭い場所でも導入しやすい点がメリットです。
本体と同様にモーターもコンパクトなため、壁掛け式両面乾燥タイプより乾燥時間が長くなります。利用者数があまり多くない、小~中規模の店舗などで活用されています。
種類3.壁面埋込式タイプ
- 手の上から風を吹き付けて乾燥させる
- 壁に埋め込むので、設置スペースが限られていても通路を圧迫しない
壁面埋め込み式のハンドドライヤーは、その名のとおり壁に埋め込んで設置します。狭い場所でも、設置前と変わらないスペースを確保できることが特徴です。
また、壁面の凹凸を最小限にできるため、スタイリッシュなデザインの製品を選べば、設置空間の雰囲気をスマートに演出できます。
種類4.シンク一体型タイプ
- 手洗い後、移動せずにそのまま手を乾燥できる
- 水受けトレーやボディがないので、メンテナンスが簡単
手洗いとハンドドライヤーが一緒になっているのが、シンク一体型タイプです。手を洗った後、そのまま手を乾燥できるので床に水滴が落ちません。
水受けトレーやボディがなく、他のハンドドライヤーよりもメンテナンスの工数を省けます。
ただ、寿命や故障で交換が必要な場合は、シンクごと替える必要があります。他の種類よりも費用がかさみやすいので、あらかじめ予算を想定しておくと安心です。
種類5.吸引式タイプ
- 本体から、風や水滴が漏れにくい
- 感染症を対策できるハンドドライヤーとして注目されている
吸引式ハンドドライヤーは、風が本体内を循環します。従来のハンドドライヤ―と違い、手を洗った後の水滴を吸い込みながら手を乾燥させる点が特徴です。
本体から風が漏れにくいので、菌やウイルスの拡散を抑えられます。空気中に漂う微粒子「エアロゾル」による感染対策として、注目が高まっているタイプです。
種類6.殺菌機能付きタイプ
- 本体から吹き出す風に手をかざして乾燥させる
- 専用ランプにより除菌効果が期待できる
殺菌機能付きタイプのハンドドライヤーは、基本的には壁掛け式小型タイプと同じ構造です。衛生対策として、除菌ランプが搭載されています。
注意が必要なのは、機能が菌を殺す「殺菌」ではなく、あくまで菌を取り除く「除菌」であることです。
ただ、メーカーによって迅速に手を乾燥できたり抗菌加工が施されていたりと、衛生対策できるハンドドライヤーとして選択肢の1つになります。
自社にぴったり合うハンドドライヤーの種類を選ぶ5つのポイント
ここで、たくさんの種類から自社に合うハンドドライヤーを選ぶ5つのポイントを紹介します。
- 設置場所で利用者の動線を妨げないか?
- 想定利用者が使用しやすい高さに設置できるか?
- 短時間で手を乾燥できる風量があるか?
- 誰でも手軽に清掃しやすい構造か?
- 自社の予算と運用コストが合っているか?
では、それぞれ見ていきましょう。
ポイント1.設置場所で利用者の動線を妨げないか?
まずは、設置場所によって、利用者の動きを妨げないか動線を事前に考えておく必要があります。
複数の利用者がすれ違えるだけのスペースがある場合は、壁掛け式両面乾燥タイプのハンドドライヤーが設置できます。
一方、設置場所が狭い場合は、壁掛け式小型タイプでないと、利用者がスムーズに利用できません。
魅力的な機能を持つハンドドライヤーの種類があっても、そもそも置けないケースがあるので、まずは設置場所のスペースを確認しましょう。
ポイント2.想定利用者が使用しやすい高さに設置できるか?
想定している利用者が利用しやすい高さに設置できるハンドドライヤーを選ぶことも、チェックしておきたいポイントです。
例えば、車いすの方の利用が想定できる病院の場合、立位の成人男性が心地よく使える位置よりも低い高さへも設置が必要です。
大型の商業施設なら、子どもや年配者の利用も想定しておかなければなりません。もちろん、すべての利用者に必ず満足してもらえるハンドドライヤーを探すことは難しいです。
ですが、想定している利用者に合わせてハンドドライヤーの高さを設置できると、満足度アップにつながります。なお、ハンドドライヤーの適切な高さについては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ポイント3.短時間で手を乾燥できる風量があるか?
ハンドドライヤーの種類を選ぶときは、短時間で手を乾燥できるだけの風量を確保できるか確認しておきましょう。厚生労働省によると、乾燥した状態でウイルスの生存性は以下のように低下していきます。
手洗い後、すぐに手を乾燥させられれば菌が繁殖する条件を揃えません。感染症のリスクを抑えるのであれば、短時間で手を乾燥させられるハンドドライヤーがおすすめです。
なお、感染対策をするのであれば、正しい手洗いのやり方を知っておくことが重要です。以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
ポイント4.誰でも手軽に清掃しやすい構造か?
ハンドドライヤーの清潔さを継続的に保つためには、清掃しやすい構造であることも重要です。ハンドドライヤー本体が複雑な構造だと、清掃に時間がかかってしまいます。
一般的に、ハンドドライヤーの清掃を担当するのは現場のスタッフです。
忙しい業務の合間に清掃をおこなわなければならないのに、時間がかかってしまうと心理的なハードルが上がる恐れがあります。
例えば、以下のハンドドライヤーのように簡単にボディを外せるタイプがおすすめです。
誰でも気軽に清掃できる簡単な構造のハンドドライヤーを選ぶことで、定期的にメンテナンスしやすくなり、衛生的にハンドドライヤーを利用できます。
なお、ハンドドライヤーの清掃方法について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご参考ください。
ポイント5.自社の予算と運用コストが合っているか?
ハンドドライヤーは、導入時に発生する本体価格や設置費用だけではなく、ランニングコストも想定しておきましょう。ハンドドライヤーは長期的に運用するため、自社の予算と合っていないと経費を圧迫する恐れがあります。
運用コストにふくまれるのは、主に以下の3つです。
- 工事費
- 光熱費
- メンテナンス費
電気代やフィルターの交換費用だけではなく、清掃スタッフの人件費も試算しておくことがおすすめです。
なお、ハンドドライヤーの種類ごとの値段や運用コストの詳細は、以下の記事でまとめています。ぜひ合わせてご一読ください。
衛生対策を強化する吸引式ハンドドライヤーならCIRCURAがおすすめ
衛生対策を強化したいのであれば、吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA(サーキュラ)」がおすすめです。CIRCULAの特徴には、以下の4つがあります。
- モーターが、吸引力をアップできる高性能な「ブラシレスモーター」
- ボディに抗菌加工が施されているうえ、次亜塩素酸に耐えられる素材
- フィルターが空気清浄機にも使用される「HEPAフィルター」
- フィルターや本体内部に採用したのは、抗菌作用のある銅板
吸引式のCIRCULAは、乾燥と同時に水滴や風を吸い込むため、本体から風や水滴の飛沫を最小限に抑えます。以下の検証動画のように、従来のハンドドライヤーと比べて飛沫を99.7%抑制することが可能です。
また、CIRCULAのボディは抗菌素材でできており、水受けトレーには銅加工を施すことで菌の増殖を防ぐ仕組みです。空気清浄機で使用される「HEPAフィルター」にも銅加工を採用し、排出される空気の浄化にまでこだわっています。
ハンドドライヤーの衛生対策を強化することは、利用者だけでなく清掃スタッフの安全を守ることにもつながります。
より多くの人が安全に利用できるハンドドライヤーを導入したいとお考えであれば、まずは下記からお気軽に資料をご覧ください。
自社の目的に合わせてハンドドライヤーの種類を選ぼう
お伝えしたように、ハンドドライヤーの種類は以下の6つがあります。
No. | 種類 | 特徴 |
1 | 壁掛け式両面乾燥タイプ | 商業施設から病院・工場まで、幅広い施設で活用される |
2 | 壁掛け式小型タイプ | 小~中規模の店舗などスペースの限られた場所で導入されている |
3 | 壁面埋込式タイプ | 小型タイプと同じ方式で壁に埋め込まれている |
4 | シンク一体型タイプ | 手洗い場のシンクの中に埋め込まれている |
5 | 吸引式タイプ | 本体から風や空気が漏れない構造になっている |
6 | 殺菌機能付きタイプ | 殺菌ランプで除菌効果が期待できる |
よく見かける壁掛け式タイプから吸引式タイプまで、特徴や機能はさまざまです。自社にぴったり合うハンドドライヤーを選ぶためにも、まずは導入の目的を明確にしておきましょう。
なお、ハンドドライヤーの種類はたくさんあるため、どのような基準で選べばいいのか迷うことがあると思います。
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