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殺菌・除菌効果に値するハンドドライヤーを選ぶ5つのポイントとは

ハンドドライヤーのなかには、殺菌や除菌機能を搭載した製品がいくつかあります。衛生対策を強化するために有効であるものの、実は身近な方法で感染リスクを抑制できる方法があることも事実です。

本記事では、殺菌・除菌効果を期待できるハンドドライヤーの機能をご紹介します。より衛生対策を強化できるハンドドライヤーをお探しの方は、ぜひご一読ください。

衛生対策を強化できるハンドドライヤーをお探しですか?非接触で手を乾かせるハンドドライヤーは、感染症対策として有効なツールです。

当サイトでは、ハンドドライヤー選びで失敗を防ぐために知っておくべき導入知識を無料配布しています。興味がありましたら、以下のボタンからお気軽にダウンロードしてください。

目次

殺菌・除菌効果が期待できるハンドドライヤーの2つの機能

ここで、殺菌・除菌効果が期待できるハンドドライヤーの2つの機能について解説します。

殺菌・除菌効果が期待できるハンドドライヤーの2つの機能
  1. 除菌ランプ・殺菌灯(紫外線照射)
  2. 熱風

それぞれ詳しく見ていきましょう。

機能1. 除菌ランプ・殺菌灯(紫外線照射)

紫外線とは
出典:気象庁

太陽光のうち、可視光線よりも波長の短いものを紫外線(UV)という。太陽光は、赤外線・可視光線・外線の3つにわけられる。

1つ目の機能は、除菌ランプや殺菌灯です。紫外線(UV)には、細菌やウイルスの構造を細胞レベルで破壊し、増殖を防ぐ効果があります。

日常生活でおこなう衣類や寝具を日光に当てる「日光消毒」も、紫外線を利用した除菌方法の1つです。

紫外線除菌ランプ搭載した「ハンドセーフィシリーズ」を扱うエコア株式会社の検証試験では、10秒の紫外線照射で除菌に成功しています。

大腸菌(O157:H7)、黄色ブドウ球菌、サルモネラの3種類の菌液を塗った試験平板に除菌ランプを10秒間照射。残った菌を培養し、増殖した菌のコロニーをカウントした結果が上記の画像です。

出典:エコア株式会社

紫外線による殺菌・除菌は、薬剤を使用しません。つまり、特定の薬剤に耐性をもった「耐性菌」を生みにくいことも特徴です。

一方、紫外線は人体への影響や樹脂の変色などが懸念されます。また、効果を得るには一定の時間照射する必要があり、光が当たらない部分には殺菌効果を得られない点もデメリットです。

もちろん、メーカーが推奨する方法で正しく使用すれば問題はないので、一定の効果を期待できます。

機能2. 熱風

殺菌・除菌効果を期待できるハンドドライヤーは、熱風を手に吹きつけ菌を除菌する製品があります。

以下は、熱風と除菌ランプで手指を除菌する「デンネツ殺菌エアータオル」を扱っている株式会社デンネツによる試験結果です。

出典:株式会社デンネツ

除菌効果を確かめるため、紫外線とともに、冷風・熱風それぞれを20秒ずつ手にあてる試験です。結果として、冷風より熱風をあてたほうが検出された菌の数が少ない数値が出ています。

なお、デンネツ殺菌エアータオルの吹き出し口に近い熱風の温度は、最高で約110度です。周辺の温度は、約20度と公表しているため、やけどするような熱風で殺菌をおこなうわけはありません。

以上のように、殺菌・除菌に熱風活用したハンドドライヤーもあります。

手指の除菌対策はハンドドライヤー前の正しい手洗いで強化できる

前述のとおり、ハンドドライヤーのなかには、殺菌・除菌効果に値する機能を強化した製品があります。ですが、厚生労働省によると、実は手洗いでほとんどのウイルスを洗い流せます。

出典:厚生労働省

上記のとおり、正しい手洗いをおこなえば、流水だけでも残存ウイルスを約1%に減らせます。なお、厚生労働省が推奨している正しい手洗い方法は以下のとおりです。

出典:厚生労働省

上記のように、手をまんべんなく丁寧に洗い、水で流し終わったあとよく乾かすことが大切です。もちろん、殺菌・除菌機能が強化されたハンドドライヤーを選ぶ選択も、衛生対策の1つとして有効です。

ハンドドライヤーの除菌・殺菌機能に加え、正しい方法での手洗いも忘れないようにしましょう。なお、正しい手洗い方法については下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

殺菌・除菌以外で衛生対策を強化するハンドドライヤー選びの5つのポイント

ハンドドライヤーには、殺菌・除菌効果に値する機能の他にも、さまざまな特徴があります。ここでは、衛生対策を強化するハンドドライヤー選びの5つのポイントを紹介します。

殺菌・除菌以外で衛生対策を強化するハンドドライヤー選びの5つのポイント
  1. 誰でも簡単に清掃しやすい構造か?
  2. ボディや内部に抗菌加工が施されているか?
  3. ボディ表面が消毒液に耐えられる素材か?
  4. 手指を素早く乾燥させられる風量があるか?
  5. 設置空間の空気を撹拌しにくい吸引式であるか?

それぞれ見ていきます。

ポイント1.誰でも簡単に清掃しやすい構造か?

1つ目のポイントは、ハンドドライヤーの構造がシンプルであることです。ハンドドライヤーを衛生的に保つためには、こまめな清掃が必要です。

例えば以下のように、ボディが一体化していると、カバーを外すだけで内部のパーツを外せます。

ハンドドライヤーに菌・ウイルスや汚れが残ったままだと、周囲に広げ感染リスクを高める恐れがあります。

ハンドドライヤーを清掃するスタッフが誰でも簡単にメンテナンスできるよう、シンプルな構造のハンドドライヤーを選びましょう。

なお、ハンドドライヤーの清掃方法については、下記の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。

ポイント2.ボディや内部に抗菌加工が施されているか?

抗菌加工とは、当該製品の表面における細菌の増殖を抑制する加工のこと。

ハンドドライヤーのボディ表面に抗菌加工が施されているかどうかも、重要なポイントです。抗菌加工が施されていれば、表面における菌の繁殖を抑えられます。

万が一、利用者がボディ表面に触れてしまっても、付着する菌の量を抑えられるため安心です。

また以下のように、ボディ内部での菌の繁殖も抑えられれば、手指の乾燥時に排出される空気もキレイになり、清掃にも安心して取り組めます。

ハンドドライヤー内部の抗菌対策の例
  • 空気清浄機にも使用される「HEPAフィルター」を搭載している
  • 銅イオンの抗菌効果を採用している

ハンドドライヤーそのもので菌が繁殖しないよう、抗菌加工が施されている製品を選びましょう。

ポイント3.ボディ表面が消毒液に耐えられる素材か?

ハンドドライヤーのボディ表面が、消毒液に耐えられる素材なのかどうかの確認も忘れてはなりません。消毒液に耐えられる素材なら、ボディ表面で菌の繁殖を抑制する手段が増え衛生対策を強化できます。

おすすめの消毒液は、食品工場でも使用される「次亜塩素酸ナトリウム液」です。次亜塩素酸ナトリウムは、新型コロナウイルスやノロウイルスの対策に有効とされている消毒液です。

「次亜塩素酸」の酸化作用などにより、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。

引用:厚生労働省

一方、金属に使用すると変色したり腐らせたりする恐れがあるため、注意が必要です。使用する前に、ボディ表面の素材と消毒液の相性は必ず確認しましょう。

ポイント4.手指を素早く乾燥させられる風量があるか?

手洗い後に、手指を素早く乾燥させられる風量があるかどうかも確認しましょう。ハンドドライヤーの風量が不十分だと、手指が乾ききらずに水分が残ってしまいます。

菌が繁殖する条件は、水分・温度・栄養(汚れ)の3つです。手に水分が残ったままだと、菌が繁殖する3つの条件が揃う恐れがあります。

購入前にデモ機を使用するなどして、手指を迅速に乾かせるだけの風量を確保できるかチェックすることがおすすめです。

ポイント5.設置空間の空気を撹拌しにくい吸引式であるか?

感染症対策を強化するなら、設置する空間の空気を撹拌(かくはん)しにくいハンドドライヤーを選ぶこともポイントです。

新型コロナウイルスの感染経路の1つに、空気中に漂う微粒子を介して感染する「エアロゾル感染」があります。

エアロゾルとは、空気中に漂う微細な粒子のこと。粒子には、微小な液体または固体の粒子を含む。

2022年3月28日、国立感染症研究所が新型コロナウイルスの感染経路について以下のとおり発表しました(一部抜粋)。

SARS-CoV-2は、感染者の鼻や口から放出される感染性ウイルスを含む粒子に、感受性者が曝露されることで感染する。

その経路は主に3つあり、①空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと(エアロゾル感染)

引用:国立感染症研究所

ハンドドライヤーは、手指を乾燥させる際に風を活用する設備です。

そのため製品の構造によっては、以下のように本体から漏れた空気により、エアロゾルを巻きあげる恐れがあります。

一方、ハンドドライヤーが風を吸い込む「吸引式」であれば、水滴や飛沫が空気中に拡散されるリスクが少なく、エアロゾル感染を抑制できます。

感染症対策をより強化したいのであれば、吸引式のハンドドライヤーを選びましょう。

感染リスクを抑制できる吸引式ハンドドライヤーなら「CIRCULA」

ハンドドライヤーによる感染のリスクを抑えるなら、吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA(サーキュラ)」がおすすめです。

CIRCULAは風を吹き付ける従来式とは異なり、本体を風が循環します。本体から風や水滴が漏れにくいため、エアロゾル感染のリスクを抑制できます。

また、清掃しやすいシンプルな構造だけでなく、本体は抗菌素材です。

加えて、本体を循環する空気を浄化するため、空気清浄機にも使われている以下の「HEPAフィルター」で、銅イオンの抗菌作用を活用しています。

CIRCULAの「HEPAフィルター」

HEPAフィルターとは、高度な清浄空間が求められるクリーンルームや精密空調機器などに使用されるエアフィルター。日本の国家規格「JIS規格」で規格が定められている。

このように、CIRCULAはさまざまな機能を備え、衛生的に使用できます。衛生対策をより強化したいとお考えのご担当者様はぜひ、以下のボタンからお気軽に資料をご覧ください。

殺菌・除菌効果に値する機能を搭載したハンドドライヤーを導入しよう

ハンドドライヤーには除菌ランプ・殺菌灯や熱風など、手指を殺菌・除菌する効果に値する機能を備えたものがあります。そのような製品を選ぶことは、衛生対策の1つとして有効な方法です。

ですが、正しい方法で手洗いをおこなえば、流水だけで菌やウイルスを約1%まで減らせます。自社の目的を明確にし、よく検討したうえで、殺菌・除菌効果に値する機能を搭載したハンドドライヤーを導入しましょう。

なお、ハンドドライヤーを選びには、チェックしておくべきポイントがいくつかあります。

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