「手洗いは感染対策にどれくらい効果があるのだろう?」と疑問に思うことはありませんか?結論、手洗いは感染症の予防対策として効果が期待できます。
一方で、感染症のリスクを最小限に抑えるには、正しい方法で手洗いをおこなうことが重要です。本記事では、感染対策に効果的な手洗いの方法について解説します。
正しい手洗いで感染症の拡大を予防するためにも、ぜひご一読ください。
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非接触で手を乾かせるため、菌の繁殖を抑えられるだけでなく感染リスクも抑えられます。
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感染症対策にはせっけんを使用した手洗いが効果的
感染予防のためには、手に付着した菌・ウイルスなどを手洗いで除去する方法が有効です。
厚生労働省がまとめた上記の表のとおり、ハンドソープを使用して手洗いをすれば、手に付着したウイルスは大幅に減らせます。
また、同省は感染対策である「咳エチケット」の1つとしてうがいを推奨しています。
咳エチケットとは、インフルエンザなどの感染症を他の人に感染させないよう、マスクなどで口や鼻をおさえることです。
一方で「新型インフルエンザ対策行動計画」によると、うがいのインフルエンザ予防効果への科学的な根拠は確立されていないとされています。
ただ感染症の予防には、日常生活に気軽に取り入れられる対策を積み重ねることが重要です。まずは今すぐにでもはじめられる、正しい手洗いやうがいを取り入れていきましょう。
なお、手の洗い残しによって起こる感染リスクについては以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
感染症対策に効果的な手洗い方法
①流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ手のひらをよくこすります。
②手の甲を伸ばすようにこすります。
③指先・爪の間を念入りにこすります。
④指の間を洗います。
⑤親指と手のひらをねじり洗いします。
⑥手首も忘れずに洗います。
引用:「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」 – 厚生労働省
厚生労働省が推奨する正しい手洗いの方法は、上記のとおりです。手洗いで感染対策の効果を高めるためには、菌やウイルスを少しでも多く洗い流さなければなりません。
また、せっけんやハンドソープで手を洗い終わったら、十分に手を乾燥させることで菌の繁殖を防げます。なお、詳しい手洗いの方法については下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
不十分な手洗いで残った菌・ウイルスは3つの経路から感染する
SARS-CoV-2は、感染者の鼻や口から放出される感染性ウイルスを含む粒子に、感受性者が曝露されることで感染する。その経路は主に3つあり、
①空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと(エアロゾル感染)、
②ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着すること(飛沫感染)、
③ウイルスを含む飛沫を直接触ったか、ウイルスが付着したものの表面を触った手指で露出した粘膜を触ること(接触感染)、である
引用:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染経路について
前提として、感染経路は菌やウイルスによって異なります。ここでは、国立感染症研究所が上記のように発表した、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の3つの感染経路について解説します。
- エアロゾル感染
- 飛沫感染
- 接触感染
では、1つずつ見ていきましょう。
経路1.エアロゾル感染
エアロゾル感染とは、空気中に漂う病原体を含んだ「エアロゾル」を吸引して引き起こす感染のことです。
ちなみに、エアロゾルとは空気中を浮遊する微粒子のことで、粒子のサイズは0.001μmから100μmと種類によって異なります。
- 黄砂
- スモッグ
- 花粉
- アスベスト
エアロゾルの微粒子は、サイズが小さく軽いため、舞い上がると空気中にしばらく漂うことが特徴です。感染を防ぐためには、こまめに換気をおこない室内の空気を入れ替える必要があります。
経路2.飛沫感染
感染者の咳やくしゃみなどによって菌・ウイルスを含んだ飛沫が飛び、目や鼻・口などの粘膜に付着して起きる感染のことを、飛沫感染と言います。
咳やくしゃみなどで飛び散る微粒子は、水分を含んでいるので遠くまでは飛びません。届く範囲は、感染源から2m程度とされています。
飛沫感染を防ぐには、以下の4つが有効です。
- マスクの着用
- 人との間にパーテーションを置く
- 人との距離をとる
飛沫した菌やウイルスをブロックすることで、感染症の予防につながります。
経路3.接触感染
接触感染とは、菌やウイルスを含む飛沫やウイルスが付着したものの表面を手指で触れ、その手指で目や鼻、口などを触って感染することです。
例えば、咳やくしゃみを押さえた手でドアノブや電車のつり革などを握ると、握った場所へ菌・ウイルスが付着します。そのドアノブやつり革を第三者が触ることで、物を介してウイルスが手指に付着することになります。
手に付着した菌やウイルスは、手洗いによって洗い流すことが可能です。ですが、洗い流す前に目や鼻などに触れてしまうと感染リスクが高まるので、こまめな手洗いが重要となります。
手洗いとアルコール消毒の併用による効果アップの期待値は低い
流水とせっけんを使った丁寧な手洗いの後にアルコール消毒液を使用する必要はありません
引用:除菌や消毒をうたった商品について正しく知っていますか? -新型コロナウイルスに関連して-
上記のように厚生労働省では、正しい手洗いをおこなえば、アルコール消毒を併用する必要はないとされています。手指についたウイルスは、流水やせっけんなどを用いた手洗いにより、約数個まで減らせるからです。
一方で、手洗いがすぐにできない場合は、アルコール消毒が有効とされています。
2.アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。アルコールは、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。
引用:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について│厚生労働省
なおアルコール消毒は、人体への安全性が確認された医薬品・医薬部外品を使用する必要があります。状況に応じて、アルコール消毒を有効に活用しましょう。
手洗いだけで感染症の予防効果をより高める3つのコツ
ここで、手洗いだけで感染症の予防効果をより高められる3つのコツをお伝えします。
- 調理前や食事の前など複数のタイミングで手洗いをする
- 爪を切ったり指輪を外したりして、手洗いをしやすくする
- 手洗い後になるべく早く手を乾燥させる
1つずつ見ていきましょう。
コツ1.調理前や食事の前など複数のタイミングで手洗いをする
手洗いは、複数のタイミングでこまめにおこないましょう。菌やウイルスは目に見えないので、いつどこで手指に付着しているかわかりません。
感染症予防のためには、帰宅後はもちろん、調理前や食事の前など1日に何回か手洗いをすることが効果的です。菌やウイルスは、人の手から物を介してどんどん付着していきます。
調理する人の手指に菌やウイルスが付着していると、食事にも入り込むかもしれません。感染症をより防ぐためには、調理前や食事の前など、こまめな手洗いを心がける必要があります。
コツ2.爪を切ったり指輪を外したりして、手洗いをしやすくする
手洗いだけで感染症の予防効果をより高めるには、定期的に爪を切ったり指輪を外したりすることも有効です。汚れが溜まりやすいところは、菌やウイルスを洗い流しにくい場所でもあります。
感染から自分を守るのであれば、ときにはほんの少し手間をかけることも重要です。ストレスを抱えすぎない程度に、日頃から清潔を保てるよう意識してみましょう。
コツ3.手洗い後になるべく早く手を乾燥させる
手洗い後になるべく早く手を乾燥させることも、感染症の予防効果をより高める方法になります。菌が繁殖する条件は、栄養(=汚れ)・温度・水分の3つです。
感染予防のために手洗いをしても、手に残った水滴が拭き取れないと、菌が繁殖する条件が揃ってしまいます。また、厚生労働省によると、乾燥状態でのウイルスの生存性は下記のように低下していきます。
以上から、手洗い後になるべく早く手を乾燥させることは、感染症の予防効果を高める方法として有効です。
手洗いでより衛生対策を強化するならCIRCULAがおすすめ
手洗いで衛生対策を強化するなら、吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA」がおすすめです。
- 風が漏れにくい吸引式のため、水滴や雑菌の飛沫を最小限に減らせるから
- 本体に抗菌素材を使用しており、菌の繁殖を抑えられるから
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以下の比較実験のとおり、CIRCULAは従来式と比較して水滴や風の飛散を99.7%カットできるため、空気中を浮遊する微粒子(エアロゾル)による感染を予防します。
また、ボディ内外で菌の繁殖させない工夫を施していることも特徴です。本体には抗菌素材を使用し、水受けトレーやフィルターにも銅による抗菌作用を採用しています。
ホテルや商業施設はもちろん、食品工場など衛生管理が厳しい施設でも安心してご利用いただけます。感染リスクを抑えるためには、十分な手の乾燥だけでなく飛沫を抑えることも重要です。
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正しい手洗いで効果をよりアップしよう
あらためて、本記事の内容を以下にまとめます。
- 正しい手洗いは感染症対策に効果がある
- ウイルスの感染経路は、エアロゾル感染・飛沫感染・接触感染の3つ
- 手に付着した菌やウイルスをこまめに洗い流すことが重要
正しい手洗いをすることで、手に付着した菌やウイルスを除去できます。一方、こまめに手洗いをしないと、物を介して菌やウイルスが再付着する恐れがあります。
感染症の予防対策をより強化するのであれば、こまめに正しい手洗いをし、菌が繁殖する条件を揃えないようにしましょう。
なお、感染症予防には、非接触で手を乾燥できるハンドドライヤーが有効です。
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