ペーパータオルは、手拭きだけでなく調理や掃除など、さまざまなシーンで活用できます。一方で、種類がたくさんあるため「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことがあるかもしれません。
本記事では、ペーパータオルを選ぶうえでチェックしておきたい比較ポイントを解説します。ペーパータオルの購入で失敗したくない方、できるだけ満足できるものを選びたいという方は、ぜひご一読ください。
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ペーパータオルを選ぶうえでチェックがおすすめな8つの比較ポイント
本項では、ペーパータオルを比較するときに抑えておきたい8つのポイントを紹介します。
- 形状
- サイズ
- 質感
- 吸水性
- 取り出しやすさ
- 破れにくさ
- コスト
- 廃棄方法
では、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
ポイント1.形状
形状 | 詳細 |
---|---|
ポップアップタイプ | ティッシュペーパーのように一枚ずつ取り出せるタイプ |
ロールタイプ | キッチンペーパーのようなロール状のタイプ |
ペーパータオルは、上記のようにポップアップタイプとロールタイプの2種類です。
ポップアップタイプは1枚ずつ取り出せるため、手が濡れていたり汚れていたりしても気軽に使えます。コンパクトな形状のため、ストックしても収納スペースをあまりとりません。
一方でロールタイプは、一定の間隔で切れ目が入っているので、必要なだけまとめて取り出せます。ただ、芯に空洞がありかさばりやすいため、たくさんの在庫をストックしたい場合は収納スペースの確保が必要です。
ポイント2.サイズ
サイズ | 詳細 | 特徴 |
---|---|---|
大判 | 25cm×25cm | ・面積が大きく厚手のものがある ・汚れや水分をしっかりと拭き取れる |
中判 | 22cm×23cm | ・ペーパータオルの標準的なサイズ ・手拭きから掃除など、さまざまな場面で活躍する |
小判 | 17cm×22cm | ・1枚あたりのコストが低め ・狭い場所への設置や持ち歩きにも適している |
ペーパータオルのサイズは、大きく上記の3つにわかれます。ペーパータオルの標準的なサイズは中判(22cm×23cm)です。
手拭きからキッチンや掃除用など、さまざまな場面で使用できます。大判サイズは、1枚で水分を拭き取れるため、何枚も使う必要がなくコストを抑えられるケースがあります。
小判サイズは、1枚あたりのコストが低めなので、多くの枚数を使いたいときやこまめな掃除にも、気軽に使いやすい点が特徴です。
ポイント3.質感
質感 | 詳細 |
---|---|
やわらかめ | ・パルプ100%のものが中心で、肌触りが良い |
かため | ・再生紙など、しっかりとして張りがあり丈夫 |
ペーパータオルの質感はさまざまですが、主にやわらかいものとかたいものの2つです。やわらかめは、肌触りがよく気持ちよさを感じるので、手や顔などに使用する場合に向いています。
一方でかためは、張りがあり丈夫なので、食器拭きや掃除などに向いています。
ポイント4.吸水性
吸水性 | 詳細 |
---|---|
吸水性が高い | ・厚手で、手拭きに使う場合などにおすすめ |
吸水性が低い | ・薄手で、簡単な拭き取り掃除などに向く |
ペーパータオル選びの決め手として、吸水性は重要です。一般的に、厚手のものは吸水性が高く、薄手のものは吸水性が低い傾向があります。
手拭きや、調理で油の吸い取りに使う場合は、吸水性が高いもののほうが少ない枚数で済むので便利です。ただ、吸水性が低いペーパータオルでも、水分の拭き取りをメインとしなければ、気軽に使いやすいケースがあります。
ポイント5.取り出しやすさ
ペーパータオルの取り出しやすさは、ペーパータオルをストレスなく使うために大切なポイントです。
片手しか使えない場面では、1枚ずつ取り出せるポップアップタイプがおすすめです。引き出した次に出てくるペーパータオルを、濡らしたり汚したりすることなく使用できます。
一方、ロールタイプを片手で取り出すことは難しいこともあります。ただ、ペーパーホルダーよって取り出しやすくなる工夫を施した製品があるため、検討してみることがおすすめです。
使う場面によって取り出しやすさは異なるため、どの場面で使うのかイメージしておきましょう。
ポイント6.破れにくさ
ペーパータオルを選ぶときは、破れにくいかどうかチェックしておきましょう。ペーパータオルを取り出すたびに破れてしまうと、不便に感じてしまいます。
一般的に、厚手のものは破れにくく、薄手のものは破れやすい傾向が見られます。なお、洗って繰り返し使えるペーパータオルはある程度の強度があるため、破れにくさを重視する場合におすすめです。
ポイント7.コスト
長期的な使用を検討するなら、ペーパータオルのコストも確認しておきたいポイントです。注意が必要なのは、1枚あたりの費用だけでなく、1回あたりの使用枚数も考えておくことです。
1枚あたりの費用がどれほど安くても、1回あたりに何枚も使用しているようでは、かえってコストが高くなる場合もあります。
利用の目的によって、使う枚数は変化します。想定している目的では何枚のペーパータオルを使用するのか、あらかじめ把握しておきましょう。
ポイント8.廃棄方法
ペーパータオルは使い捨てのため、廃棄方法も考えなければなりません。
一般的にはゴミ箱に捨てることが想定されるので、どのくらいのペースでゴミ箱がいっぱいになるのか考えておきましょう。
- ゴミ箱の大きさ
- ペーパータオルの使用頻度
- ペーパータオルを使用する人数
上記などをシミュレーションしてみましょう。
捨て方にもよりますが、薄手よりも厚手のペーパータオルのほうがかさばりやすく、ゴミ箱がいっぱいになるペースが早いと予想できます。
もし、ゴミ捨てが手間であれば、水に流せるペーパータオルがおすすめです。トイレ掃除や洗面所での手拭きに使用した場合に、そのままトイレに流せます。
実はコスパが良い?悪い?ペーパータオルを使うメリット・デメリット
自宅用や業務用などあらゆる場面で使用でき、私たちの生活に欠かすことのできないペーパータオル。ここで、ペーパータオルのメリットとデメリットを見ていきましょう。
ペーパータオルを使う3つのメリット
- 導入コストがかからず、購入後すぐに使える
- 使い捨てできるので、衛生的に使用できる
- 手拭きだけでなく、掃除や料理に使用できる
ペーパータオルは単価が安い点がメリットです。ドラッグストアやネットショップなどで販売されているため、手に入りやすく、万が一在庫を切らしてしまっても簡単に購入できます。
大がかりな工事や面倒な設定が必要なく、ペーパータオルを購入さえすれば気軽にすぐ使えます。ハンカチやタオルのように洗濯する必要がなく、1回の使用ごとに捨てられるため、衛生的で管理が楽な点もメリットです。
ペーパータオルを使う4つのデメリット
- 補充や在庫管理にコストがかかる
- 手洗い回数に応じて購入費用がアップする
- 使用済みペーパータオルの廃棄費用が増加しやすい
- 水滴が飛んだり汚れたりしてもわかりにくい
ペーパータオルは消耗品のため、切らしてしまったあとには補充しなければなりません。また、一定量の在庫を確保しておく必要があるため、在庫を保管するスペースを確保する必要があります。
また、気軽に使用できる反面、手洗いの回数に応じて購入費用が膨らみやすい点もデメリットです。特に多くの人が利用する規模の大きい施設では、金額が大きくなる場合もあるので注意が必要です。
さらに、ペーパータオルを使用しただけ、ゴミが発生します。ゴミを回収する人的コストや、ゴミ回収業者へ引き渡すまでの一時的な保管場所も必要です。
手拭きを目的としてペーパータオルを比較するときの3つのポイント
キッチンや掃除などの場面でも使用できるペーパータオルですが、ここで手拭きを目的として比較するときの3つのポイントを解説します。
- 1日の使用回数を想定する
- 利用者像をイメージする
- 設置できるペーパーホルダーの形状を確認する
では、1つずつ見ていきましょう。
ポイント1.1日の使用回数を想定する
ペーパータオルの使用回数が1日にどのくらいあるのか想定してみましょう。利用者数が少ないからといって、使用回数の合計が少ないとは限りません。
- 利用する人数
- 利用する回数
- 一度に利用する枚数
上記をイメージしてみることがおすすめです。導入後に想定外の費用に悩まないためにも、1日の使用回数を具体的に計算しておきましょう。
ポイント2.利用者像をイメージする
ペーパータオルを使う利用者像をイメージすることも大切です。手の小さな子どもであれば、小判サイズにすると水滴や汚れが拭きやすくなります。
一方、高齢者が使うのであれば、やわらかいタイプを使用したほうが心地よく使えるかもしれません。利用者によって、心地よく使えるペーパータオルの種類は異なります。
比較ポイントはさまざまありますが、利用者のための配慮を念頭に置いて、より適したものを選んでみましょう。
ポイント3.設置できるペーパーホルダーの形状を確認する
場所に応じて、設置できるペーパーホルダーの形状も確認しておきましょう。動線を妨げない場所へ設置する必要があるからです。
ポップアップタイプやロールタイプなど、ペーパータオルのタイプによってホルダーの形はさまざまです。
- どのようなタイプのペーパータオルを置きたいのか?
- 置きたいペーパータオルが収まるホルダーはどのような形なのか?
設置後に困らないよう、上記についてあらかじめ考えておきましょう。
長期的に衛生対策を強化したいのならハンドドライヤーも選択肢の1つ
長期的に衛生対策を強化したいのなら、選択肢の1つにハンドドライヤーを検討してみることがおすすめです。前述したように、ペーパータオルは手洗いの回数に応じて購入や廃棄にかかるコストがアップします。
一方、ハンドドライヤーは、長期的に運用した場合ペーパータオルよりコストを抑えられます。下表では、商業施設で1ヵ月使用した場合の、ハンドドライヤーとペーパータオルの費用を比較しました。
利用期間 | ①ハンドドライヤーの費用 | ②ペーパータオルの費用 | ①と②の差額 |
---|---|---|---|
1日 | 25.5円 | 540円 | +514.5円 |
1ヵ月 | 765円 | 16,200円 | -15,435円 |
1年 | 9,180円 | 194,000円 | -184,820円 |
5年 | 45,900円 | 972,000円 | -926,100円 |
上記から、利用期間が長くなるほど、費用に開きが生じることがわかります。もちろん、消耗品であるペーパータオルに対して、ハンドドライヤーは衛生設備なため、まとまった初期コストが必要です。
ですが、長期的に運用を考えているのであれば、ハンドドライヤーの利用を選択肢の1つとして検討してみることがおすすめです。
なお、ハンドドライヤーの導入から運用までのコストについては以下でも解説していますので、合わせて参考にしてください。
導入する目的に合わせてペーパータオルを比較しよう
ペーパータオルには、たくさんの種類があります。手軽に購入できるうえ、手拭きだけでなくキッチンや掃除用として多方面で活躍するアイテムです。
購入で失敗しないためにも、じっくり比較して目的に合ったペーパータオルを選びましょう。なお、手拭きを目的として運用するのであれば、ハンドドライヤーの導入も1つの方法です。
ハンドドライヤーは、非接触で手を乾かせるうえ、長期的に運用することで、ペーパータオルよりランニングコストを抑えられます。
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