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ペーパータオルから吸引式ハンドドライヤーへ移行して得た2つの効果とは

企業名医療法人知邑舎 岩倉病院(いりょうほうじんちおうしゃ いわくらびょういん)
事業内容総合病院(141床)
導入製品CIRCULA
課題・空気中に浮遊する微小な粒子「エアロゾル」による院内感染の防止
・ペーパータオルの購入および廃棄に必要なコスト削減
導入後の評価・従来式よりも、ハンドドライヤーから漏れる水滴や空気を99.7%削減
・メンテナンスが本体の手入れのみになり、コストを大幅カット

愛知県岩倉市で総合病院を構え、約100年のあいだ地元住民の健康を守っている、岩倉病院(いわくらびょういん)。

同院は、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA(サーキュラ)」を導入しました。

今回は、設置を検討した背景や導入後の感想などを、理事の木村達介さまにうかがいました。

目次

CIRCULA(サーキュラ)導入前の2つの課題

――CIRCULA導入前にはどのような課題があったのか、教えていただけますでしょうか?

木村理事:当院では、CIRCULAの導入前に2つの課題を抱えていました。

  1. 空気中に浮遊する微小な粒子「エアロゾル」による院内感染の防止
  2. ペーパータオルの購入および廃棄に必要なコスト削減

課題1.空気中に浮遊する微小な粒子「エアロゾル」による院内感染の防止

――エアロゾルを意識することは、院内感染の防止に重要なのでしょうか。

木村理事:はい、重要です。空気中に浮遊するエアロゾルには、菌やウイルスなどを含んでいる恐れがあります。

エアロゾルとは、空気または他の気体中に浮遊する微小な個体あるいは液体の粒子(粒子の直径が5μm未満)と周囲の気体の混合体のこと。

厚生労働省からは、ハンドドライヤーは空気中にエアロゾルを拡散すると報告されました。

ハンドドライヤーは、空気中にエアロゾルを拡散することが報告されている

引用:接客業務における新型コロナウイルス感染予防・対策マニュアル│厚生労働省

さらに2020年5月には、新型コロナウイルスの感染症対策として、政府からハンドドライヤー利用の停止が提言されています。

・ ハンドドライヤーは止め、共通のタオルは禁止する。

引用:厚生労働省

また、大腸菌の検査をおこなう当院では、検査専用のトイレを設置しています。

そのため、ハンドドライヤーから漏れる空気によって、大腸菌が院内に飛散するリスクへの対策が必要だと以前から考えていました。

課題2.ペーパータオルの購入および廃棄に必要なコスト削減

――新型コロナウイルスの感染症対策として、ハンドドライヤーからペーパータオルへ移行したとうかがいました。

木村理事:はい。患者さまや職員の健康を守るためには、すぐにでも対応を取らなければならないと考えたからです。

当院は、141床を保有する総合病院だけでなくリハビリセンターなど複数の施設があるため、毎日たくさんの人が手洗いをします。

そのため、衛生対策を徹底するほど手洗いの回数が増えていき、ペーパータオルに関わる課題がいくつか浮かび上がりました。

  • ペーパータオルの購入・廃棄費用が、想像以上に増加した
  • 使用済ペーパータオルを回収する人的コストの確保が困難になった
  • 使用済ペーパータオルがゴミ箱に溜まり、清潔な印象が損なわれた

患者さまや職員が安心できる環境づくりを意識するほどコストが増加していき、もどかしい状況でした。

CIRCULA導入後の効果とは?

――CIRCULAを導入して効果はありましたか?

木村理事:はい、導入してから2つの効果があったと考えています。

  1. ハンドドライヤーから漏れる水や空気を従来型より99.7%削減
  2. メンテナンスが本体の手入れのみになり、コストを大幅カット

効果1.ハンドドライヤーから漏れる水や空気を従来型より99.7%削減

――導入後は、ハンドドライヤーから空気が漏れないことを実感できましたか?

木村理事:実感できました。

CIRCULAの営業担当さんからは「従来型の吹付け式ハンドドライヤーよりも、水や空気の飛散を99.7%削減できる」と説明を受けています。

話をうかがった段階では「実際、どれくらいの違いがあるんだろう?」と考えることもありましたが、CIRCULAのデモ機を体験したところ、従来型との違いを実感しました。

当院のスタッフからは、今までにない『吸引式』という構造に驚きの声が上がっています。

以前の吹付け式ハンドドライヤーは、エアロゾルによる院内感染の不安を抱えていました。ですが、吸引式のCIRCULAの導入によりエアロゾルの飛散を抑制できている現状に安心しています。

効果2.メンテナンスが本体の手入れのみになり、コストを大幅カット

――弊社の調査によると、ペーパータオルの費用が1.8円/回に対し、ハンドドライヤーの電気代は約0.085円/回でした。実際に導入してみていかがでしょうか?

木村理事:コストを大幅にカットできました。一度の使用で発生する費用までは計算していませんが、ペーパータオルの購入・廃棄にかかっていた費用から減少しています。

ゴミ箱に使用済みのペーパータオルが山積みになることもなくなったため、患者さまやスタッフが安心できる衛生的な環境になりました。

またCIRCULAは、ボディが抗菌素材でできており、本体での菌の繁殖を抑えられることもメリットだと思います。

患者さまや職員が利用するときだけでなく、清掃時の感染リスクにも配慮が必要です。当院の清潔を担当するスタッフにヒアリングしたところ、トラブルの報告はなく、運用面での品質が非常に高いと感じています。

院内における衛生対策の今後について

――最後に、今後の衛生対策についてお聞かせください。

木村理事:衛生対策を強化するために、CIRCULAの導入台数を増やしていきたいと思います。本院ではすでに複数台を導入済みですが、関連施設への導入も検討しているところです。

正直なところ、これまで吸引式ハンドドライヤーの存在を知りませんでした。

株式会社Air Laboは、約20年前から国立感染症研究所や大学の研究機関などで使用する吸引式ハンドドライヤーを開発している国内で唯一の日本メーカーとうかがっています。

そんな経緯から「信頼できる企業だ」と判断し導入に踏み切りましたが、実際に使用して安心できると感じました。CIRCULAの導入をきっかけに、当院を利用されるすべての方が安心できる院内の環境づくりをしていきたいです。

――本日はありがとうございました。

>>医療法人知邑舎 岩倉病院

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